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【日本プロシニア円谷HDウルトラマン杯/ 1R】ショットは迷走…“女子選手の真似”でパター入りまくり? 同週に息子もツアーで戦う増田伸洋が「68」で首位発進

2024年10月03日
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日本最古のシニアメジャーが開幕した。5バーディ・1ボギーの「68」をマークした増田伸洋が4アンダーの首位発進を決めた。スコアだけを見てみると、ゴルフ自体の調子は悪くないのかと思いきや、「シニアオープンもそうだし、なんか自分が納得いかないんです。あの辺かなと思って打っているのが、あの辺ではない方向に行くから、イライラ通り越して諦めムードで」と、ショットに悩んでいることを明かした。


しかし、そのなかでもスコアを崩したのは17番のボギーだけだった。「パターがいいのが、入ってくれた。最後の最後もいいバーディパットが入ってくれて」とパッティングが好調で好スコアにつながった。「キャディが、女子の選手はみんなクロスハンドだよって。俺も真似しよって」と開幕前日の水曜日に握り方を変更しプロアマで実戦。「意外と距離感があって、きのうのプロアマもよかったから行ってみようと思って」とクロスハンドに変更したことがと出た。「明日もやってみようかな(笑)」と好位置で挑む2日目も取り入れていく予定だ。

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増田は選手であり、プロの舞台で戦うことを目標としている息子・康輔さんの父親でもある。そんな康輔さんは兵庫県の三木ゴルフ倶楽部で開催中の国内男子ツアー「ACNチャンピオンシップ」(1036日)に主催者推薦で出場している。「デビュー戦だし、めちゃくちゃ緊張してるんじゃないかな(笑)」とあたたかい表情で話す。今朝も自身のスタート前に思い切ってやってこいよと連絡をいれたという。気に掛ける姿は父親の顔そのものだ。


康輔さんの出場が決まったとき、「俺がレギュラー時代に担いでもらっていたメグにね、急遽お願いをして行ってもらって。あいつもまさか親子2人ともやるとは思わなかっただろうからね(笑)」と帯同キャディには自身が長年タッグを組んでいた坂井恵氏に依頼したという。「プロキャディーをつけてプレーする経験もないしね、レギュラーも初めてで。吸収できればなと思って、急遽行ってもらって」と康輔さんの夢見る初舞台で、まずはしっかり経験を積んできてほしという願いを明かした。

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自身のゴルフプレーを振り返る顔から一変。表情は緩み、父親の顔がつづく。「いまからそこに足を踏み入れていかないといけないわけだから、いろいろ経験したものを今後に生かせるようにやってきてほしいなと思います。デビュー戦から予選通ってこいよとか、そんなふうには言わない。一生懸命やって、ダメだったらダメでいいわけだから」と自身も通ってきた道だからこそのエールだった。


「舞台は違えどね、我々はこっちで頑張らないといけないね」。今週は日本タイトルがかかった大会。前戦の「日本シニアオープン」では、トップに1打差で最終日を迎えるも、4オーバーとスコアを崩し、8位タイで終えている。好スタートを切ったからこそ、残り3日間も好調なパッティングを継続していきたい。息子の話しを終えると、最後は選手の表情でその場をあとにした。

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