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【最終プロテスト/FR】知り尽くした片山津で猛チャージ「65」を叩き出し合格、北陸出身の土肥龍生が堂々の14位フィニッシュ

2024年08月30日
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最終プロテストの舞台は北陸地方の石川・片山津ということもあり、地元でプロテストに挑戦する受験生にも注目が集まった。合格を掴んだのは福井県出身、現在は越前CCに所属している土肥龍生(24歳)だ。

土肥は金沢学院大学在学中に、キャディーやラウンドで片山津にお世話になっていたという。「誰よりもコースを知りつくしているという自信がありました」と言い切る。「だからこそ何としてでも、片山津で合格を決めたい」と覚悟した挑戦だった。しかし不安もあった。プロテストの直前に練習で太ももをひねってしまい、万全の状態ではなかった。

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第3ラウンドを「74」とし、最終ラウンドは「5オーバー・50位タイ」と背水の陣でスタート。10番から3連続パーで切り抜き、13番パー3で1.5メートルに着けてバーディー。16番パー5では3打目の残り70ヤードをしっかりとピンに寄せてスコアを伸ばす。「ショット、パットがかみ合ってきたから大丈夫」と自信も掴みかけていた。18番では8メートルのロングパットがカップイン。前半で3つスコアを伸ばした 

後半1、4番でスコアを伸ばし合格を確信。7番も攻めて順調にスコアを伸ばしたが、8番ではティーショットをフェアウェイバンカーへ入れてしまい、この日初ボギー。しかし最終9番ホールでイーグルフィニッシュと片山津にいるゴルフの神様が微笑んで「64」をマーク。結果は14位タイまで順位を上げ、最高の気分でプロテストを終えることができた。

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土肥は今年の5月に、これまで苦しんでいたパターを「長尺」に変えた。少しでも不調だったパッティングのストレスを軽減させるために、色々試した結果、長尺を使おうと決断したのがはまった。「パターがしっくりくるようになったら、ショットも安定してきました。今回はパターのおかげで合格できましたね」と安堵の様子だ。

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最終ラウンドでスコアを爆発できた要因がもうひとつ。石川県出身で3つ先輩のプロゴルファー作田大地を尊敬しているといい、作田が今週のABEMAツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2024」で初日62と好発進し「先輩の活躍が嬉しかったですし、僕も頑張ろうと思えた」と大きな励みになっていた。

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「北陸出身は誇りです。福井では応援してくれる人がたくさんいます。お世話になった片山津で合格できたことは本当に嬉しいですが、これがゴールではなく新しいスタートだということも心に刻んで、これからはツアーシードを目標に頑張りたいです」。

土肥はプロテスト合格を自信に変えて、これからも歩み続けると心に強く誓った。

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