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【最終プロテスト/FR】山下勝将が2位に5打差を着けて14アンダーでフィニッシュ、目標だったトップ通過を果たす

2024年08月30日
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近畿大学4年の山下勝将(やました・まさゆき)が最終プロテストでトップ合格を掴んだ。

初日こそ1アンダー70の9位発進だったが、2日目、3日目とスコア60台をマークし強さを光らせていた。最終ラウンドでは68と逃げ切る形でこの4日間を戦い抜き、通算14アンダーは1人二桁アンダーで2位に5打差をつけて圧勝した。

プロテストトップ合格は、来年の日本プロゴルフ選手権大会(谷汲CC)出場資格に加え、クオリファイングトーナメントセカンドQT免除資格が与えられる。

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「初めてのプロテストでトップ合格ができて自信になりました」とトップ組でスタートした山下は長い戦いを終え、表情も明るい。「これまでの3日間も最終日も、大きな緊張感とかではなく平静でいられたと思います」と振り返った。

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1番パー5で山下がバーディーを先行し、ゲームの火ぶたが切られた。後続の選手が山下に食らいつこうとスコアが動き始める中、山下は5番パー3で「トリプル」のトラブルに見舞われた。「右手前のバンカーのレーキあとにボールが転がって。ショートしたくないなと思ってショットしたらバンカーからホームランしてグリーン奥のラフへ。ボギーが想定されるなかで焦って狙って3パット。冷静な判断を欠きました」と反省もあるが「終わったことを考えすぎても次の一打が悪くなりますから、気持ちを次の一打に切り替えていました」と前を向いた。

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前半は38でホールアウト。後半では2位に2打差まで詰め寄られたがゲームを立て直して、17番までに4つのバーディー。山下はようやくトップ通過を確信すると、最終18番でもとどめのバーディーを仕留め、宣言通りに堂々のトップ通過を果たした。

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山下がゴルフで大切にしていること。それは「メンタル」の強さだという。「捉え方ひとつで流れが悪くなりますし、僕の場合は精神を落ち着かせるために、空を見上げたり、深く深呼吸したり気持ちの切り替えを図るようにしています」と明かしてくれた。「自分の心地よいルーティーンが、自分に自信を与えるものになります」。JGAナショナルチームでの学びは深くて広い。「ゲームパフォーマンスが上がっているのを実感します」と山下は順応鋭く成長も早いようだ。

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将来は「プロトーナメントで活躍すること」と目標を立て「まずは今年のサードQTで結果をだしていきます」と飛躍を狙う。山下にとっては学生最後のアマチュアステータスの年。プロテストトップ合格という自信も糧にし、今年残りも全力で結果を出しにいく。