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【最終プロテスト/3R】11アンダー首位に山下勝将、2打差に追い上げた中村聡泰。先輩、後輩だからこそ「譲れない」戦い

2024年08月29日
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PGA資格認定プロテスト 最終プロテスト」の第3ラウンドが、石川県にある片山津ゴルフ倶楽部白山コース(7,023ヤード/パー71)で829日に行われた。

3ラウンドは朝からコースに小雨が降り続いた。芝についた雨粒はボールの行方を難しくし、日ごとにプレッシャーが重くのしかかる中、7アンダー首位でスタートした山下勝将(21歳・近畿大学)がスコアを4つ伸ばし通算11アンダーでトップの座をキープ。初日首位発進の中村聡泰(23歳・宝塚GC)が66をマークして首位の山下に2打差を追う展開。50位タイのスコアから10ストローク以内の選手「228ストローク(+15)までの114位タイ121名」が最終ラウンドへ進出した。

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初日に4バーディー・ボギーフリーの67で回り首位発進した中村聡泰(23歳・宝塚GC)が、この日8つのバーディーを量産。1ボギー・1ダブルボギーと余計なおまけもついたが爆発力を発揮し、第3ラウンドでは首位の山下に2打差まで追い上げた。

 中村はバーディー、ダブルボギー、バーディーとスタートから乱調の様相。2番ではティーショットが左ラフへ。バンカー手前にある砂地でチョロして、バンカーイン。バンカーから2メートルに着けてカップインと大荒れのホール。それでも焦りを見せず自分のプレーペースに戻すと、前半9番をバーディーで締めアンダーパーに。後半では1113番でバーディー奪取したが14番でボギー。ここで心理的に切り替えが上手なのが中村の強み。15番から3連続バーディーを仕留めてスコアを伸ばすことに成功。山下にも「中村さん、パッティングすごかったですよ。だいたい入れてきました」と言わしめるほどの猛チャージ。「絶対に合格することはもちろん、最終日もスコア出してトップ通過を狙います。負けられない」と中村は口元を引き締めた。

 高校時代は大阪桐蔭、大学は近畿大とゴルフ強豪校に進学。ゴルフ部ではキャプテンを務めチームをまとめてきた。今回首位を快走する山下は高校、大学の後輩にあたる。中村は「とにかくこの調子で3日間、自分のゴルフをします」と誓いを新たにした。

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一方、首位の山下の第3ラウンドはショットの精度に不安を抱えていた。「雨でフェースも滑りましたし、パーで凌ぐラウンドでした」と振り返った。前半を36で凌いだが、後半に入ると12番でバーディー、上り3ホールでは3連続バーディーと実力を発揮。「中村さんと2打差ですよね。(トップ通過をかけた戦いは)実際一騎打ちになりそうですし、しっかりとスコアを作るプレーをします」。どちらも譲らないトップの座をかけた熱い戦いの様相だ。

 ◆ 第3ラウンド終了後・上位 ◆ 

1            山下 勝将          近畿大学  -11
2            中村 聡泰          宝塚GC  -9
3T         長野 京介          サンコーCC  -5
              藤井 想大          フリー  -5
              小木野 太優       宝塚GC  -5
6T         清水 大翔          中部学院大学  -4
              磯井 怜              白石管工事  -4
8T         P・ミーサワット           SINGHA  -3
              安原 太一          フリー  -3
10T       田中 裕真          フリー  -2
              玉木 海凪          東北福祉大学  -2
              奥田 智也          フリー  -2

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