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【最終プロテスト/2R】長野京介がベストスコアタイ「65」で単独2位に浮上「ショットがいいからゴルフが楽しくできている」

2024年08月28日
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プロテスト受験2回目という23歳の長野京介が、第2ラウンドで6つスコアを伸ばし30位から2位へと一気に順位を上げた。イン10番からスタート。気持ちよくティーショットを放ち、良い流れを感じ始めていた。12番でバーディーを先行すると難易度の高い14番パー4(489ヤード)でも連日のバーディー奪取に成功。16、17番でもスコアを伸ばし前半を31で折り返した。

バックナインの2番では、ティーショットが木の後ろについて唯一のボギー。「ここで流れが終わってしまうかな」と不安な気持ちも出たが、続く3番でチップインバーディーを決めて流れを取り戻した。ゴルフを立て直しながら7番で5メートル、最終9番パー5では2オン2パットと2つのバーディーで締めて、首位とは2打差の単独2位に浮上することができた。

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前回のプロテストは2年前に登別で行われた最終プロテスト。合格ラインには3打足りずに終わった。サードQTのランキングで翌年のAbema Tourへ出場ができることになり6試合に出場。中でもエリートグリップチャレンジ2023では、第2ラウンドだけで3つのイーグルを獲るなど話題も提供している。しかし本人は「スコアが作れないこともあり、正直楽しくなかった」と悔しさも感じていた。

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楽しくなかった原因はスイングの乱れにあった。Abema Tourの終了後に、JLPGA会員の指導の下、スイングの改造に取り組んだ。トレーニングも取り入れることで、半年かけてようやくショットが安定してきたという。「成績が出せない原因をきちんと見つめなおせたことが良かったと思います。今はゴルフが楽しくできているのはショットが安定してきたことが大きいですね」と充実した表情をみせた。

首位の山下と2打差に詰め寄ることができた長野は「本当はトップ10を目指していましたが1位通過も見えてきました。残り2日、しっかりと自分のゴルフを続けます」と頂上を見据えていた。