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シニアツアー お知らせ

〔マルハン太平洋シニア/1R〕伊澤利光が9バーディー・ボギーフリー62をマークして単独首位。パター調整に得意の芥屋を訪れていた

2024年08月24日
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今季シニア第5戦「マルハンカップ太平洋クラブシニア」の第1ラウンド。雷雲接近により14時24分から約2時間の中断を経て、9アンダー62をマークして首位に立ったのは伊澤利光(56)。首位2打差の2位には今井克宗(52)とタマヌーン・スリロット(55)。6アンダー4位には平塚哲二(52)、中山正芳(56)、そして20年大会のチャンピオン篠崎紀夫(54)が続いている。前年覇者のプラヤド・マークセンは1アンダー33位タイ。今年創設された60歳以上のグランドシニア部門では23名が出場し、加瀬秀樹(64)が4アンダーで単独首位と好スタートを切った。

伊澤利光が会心のプレーを披露し、初日単独首位に躍り出た。9バーディー・ボギーフリーという文句無しのラウンドを終え「パッティングが決まってくれて、楽しくプレーができました」とすがすがしい表情を見せた。軽井沢でのプレーは初めてだという伊澤だが「高原ですから、少しボールが飛ぶので距離感に気を付けながらまわっていたのと、洋芝が苦にならないことが良かったですね」といい、レギュラー16勝を誇るベテランプレーヤーは怒涛のバーディーラッシュ後も穏やかな笑みを浮かべ、冷静にインタビューに応じた。

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伊澤は年にシニ2018ア入りしてから今年で7年目を迎えるベテランの中のベテラン。昨シーズンは賞金ランキングを47位とし5季連続で保持していた賞金シードを喪失。今シーズンは「生涯獲得ランキング上位20名」という資格を行使し戦う覚悟を決めている。決意新たに、今年4月のシニア開幕戦「ノジマチャンピオンカップ」では第1ラウンドで6バーディー・ボギーフリーと66をマークし2位発進している。特にパッティングの強化に取り組んできたという伊澤だが、これまで4戦の成績を振り返るとトップ10入りはスターツシニアの6位が最高位で賞金ランキングは20位。賞金ランキングシード復活には少しでも上位を目指した。

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洋芝が苦にならないという伊澤は、マルハン太平洋シニアと同週に福岡県で開催されているレギュラーツアー「KBCオーガスタ」(芥屋GC)のチャンピオン(05年)であり、実はマルハン太平洋前の今週火曜に、パターの調整をしに会場を訪れていたと言った。


 「ライ角調整をしてもらいました。高麗グリーンでテストしてみて、フィーリングが良くなったなという感じでしたね」と言い、最大の武器であるパターの調整をしたと明かす。ただ万全の状態と聞かれれば「ラウンドは昨日のプロアマと今日の2日間だけなので半信半疑で打っているところはあります」と首をかしげたが「やっぱり最後の勝負はパッティング。今日ほどは入らないと思いますけど、バーディーたくさん獲れるようにして、優勝を狙っていきたいです」と19年福岡シニアオープン以来のシニアVに向けて、口元を引き締めた。

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