今季シニア第5戦「マルハンカップ太平洋クラブシニア」が群馬県にある太平洋クラブ軽井沢リゾート浅間コース(6,971ヤード/パー71)で8月24、25日の2日間開催される。シニアプロ89名、著名人を含むアマチュア69名が加わり総勢148名が参加。アマチュア予選会も含め人気のトーナメントとして定着し、今年で11回目の開催を迎える。賞金総額は4200万円、優勝賞金1000万円が与えられる。また今年は60歳以上のグランドシニア部門も設けられ24名が出場。賞金総額800万円、優勝120万円をかけた熱い戦いも同時に開催される。
太平洋クラブ軽井沢リゾート浅間コースは、御殿場コースでも注目を集めたゴルフ設計家リース・ジョーンズ氏が改修し、いくつかのレイアウトの変更も含め、世界レベルのリゾートコースがこの春に誕生。ゲームを面白くする仕掛けや、美しい景観が随所にちりばめられている。11回大会から大会のロゴも一新され、軽井沢リゾート浅間にちなんだ山をモチーフにしたデザインで、クールな印象を与えるマークが誕生した。
大会前日の23日は、シニアプロと豪華ゲストがプレーを楽しむ「プロアマフェスティバル」を開催。タレント、オリンピアン、元プロサッカー選手や元野球選手といった大好きな著名人30名がプレーを披露。プロアマフェスティバルではギャラリー入場も可で、好きな選手を近くで応援することもできる。「チームで最高に楽しいプロアマの時間でした」とディフェンディングチャンピオンのプラヤド・マークセン。「このコースは標高が高い(約1300メートル)なので、ボールに当たった感触は軽いですね」と昨年までの御殿場コースとの違いも感じている。「一緒にプレーした藪(恵臺)さんは、300ヤードを軽く超えるほぼまっすぐなフェードボールでパワーあるスイング。すごいなと思いながら、勉強させていただきましたよ」とチーム戦を楽しんだ様子だ。
「風も吹き抜けると涼しいですね。ドライバーショットは問題ないですし、あとはパッティングラインがもう少し見えてくると、安心なんですけど」と、この2、3年ほど老化現象が現れて、ラインが読みにくくなったとショックを隠せないマークセン。それでも「僕はまだここのグリーンが掴み切れていませんが、慎重にプレーするつもりで挑戦するだけです」と大会4勝(16,18,19,23年)を誇るキングオブシニアは微笑んだ。