「PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップ」の1回戦が8月19日に栃木にある太平洋クラブ益子PGAコースで行われた。全国8地区から選抜された代表が集結し、地区のプライドをかけて戦うチーム戦。代表チームは中学1年から高校3年まで幅のある年齢層で構成されており、PGA及び高校・中学ゴルフ連盟地区からの選ばれた男女各8人ずつ計16人が1つの地区(チーム)となって団体戦で競われる。スクランブル方式のホールマッチでポイントを争奪する戦いで、1回戦は9ホールプレーでトップ4に入れるかどうかが試される。同日は1回戦が終了後、2回戦が同じく9ホールで行われる予定となっている。
1ホール勝てば3ポイントが入る。これはバーディーだろうがボギーだろうが、そのマッチの勝負で大きなポイントが動くことになる。太平洋クラブPGA益子コースは、コース設計家の加藤俊輔氏が手掛けたチャンピオンコースで高度な戦略性が求められるが、ジュニア選手たちは、この難コースでもバーディーを量産してポイントを稼ぐハイレベルの戦いが予想された。1チームの獲得ポイントがチームの大きな貢献度となって数字に表れてくる。勝てればそれで良し。全力で戦ったのであれば、負けでも悔いは無し。監督、コーチ、マネージャーと応援する側の熱も高くなるが、何より大事なのは、試合会場で経験を共にしたライバルと仲間たちとのスポーツマンシップ。蒸し暑さの中で必死に汗をぬぐう姿、声を掛け合いながらプレーを進める姿は、128名を心身ともに一回り大きくさせているようだ。
1回戦成績
-A- 北海道 72ポイント vs 東北 99ポイント
-B- 中国 94ポイント vs 九州 85ポイント
-C- 中部 72ポイント vs 四国 102ポイント
-D- 関西 103ポイント vs 関東 73ポイント