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日本プロの最終日に猛チャージをかけ、優勝スコアに1打差と迫っていたもう一人の主役が稲森佑貴だ。稲森は初日こそイーブンパーの54位と出遅れていたが、25位、4位と日を追うごとに順位を上げ、最終ラウンドでは5バーディーボギーフリーと実力を示し、2位に食い込んだ。
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18番が終わってトップに1打差の状況を知り、18番ではバーディーを狙おうとも意識したが「今日のピンポジが4日間の中で一番難しいとわかっていました。ティーショットが決まらずパーセーブがやっとという感じ・・・。もちろんバーディー獲りたかったですけど、18 番あのピンポジだったら右バンカーは結構アウトなので、でも乗らずじまいでも縁で戻ってきたり、それもアウト。正直パーでもいいかなと考えなおしました」とあえてリスクは取らなかった。
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それでも今季最高順位の2位に着けて「徐々に良くなってきましたね。球がいまいちつかまっていない感じでした。体力づくりを含めて、また修正しながら頑張りたいです」とすがすがしい表情を見せたのだった。
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