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シニアツアー お知らせ

◇すまいーだカップ◇1R◆2位発進の寺西明が「もう一回勝ち取りたい」と欲する海外メジャー出場権 3年前にはコロナで断念

2024年05月30日
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寺西明は前週行われたシニアプロと女子プロの2日間36ホールのストロークプレー「マイナビシニア&レディースカップ」を制した勢いそのままに、今大会の初日は6バーディ・ボギーなしの「66」で回り、トップのプラヤド・マークセン(タイ)とは1打差の6アンダー・2位タイにつけた。

「あまりティショットは良くなかったけど、パターとアプローチが良かった。パターは長いのが入ってくれた」と振り返る。それを象徴するのが、562ヤード設定の右ドッグレッグの6番パー5。ティショットは左の林に打ち込み、セカンドはフェアウェイに出すだけ。グリーンを狙ったフェアウェイウッドの3打目は手前に止まったが、外から打った4打目の長いパットがカップに吸い込まれてバーディを奪った。そして、いつも一緒に練習ラウンドを行っているプロ仲間の細川和彦との同組で「回りやすかった」ことも好スコアにつながった。


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実は「急におかしくなった」と途中で腰を痛め、「何とか耐えられた」という。このあとは腰の状態を確認しながら、「自分の体と相談しながら」のプレーとなる。それでも「やっぱり勝ちたい。勝つことへの欲はなくなってはない」と寺西の目には光りがある。その視線の先には海外メジャー出場という目標を見ている。

2019
年には、前年の国内シニアツアー賞金ランキング10位以内の上位2名の資格で「全英シニアオープン」に出場した。決勝ラウンドに進めなかったそれが寺西にとって唯一の海外メジャー。20年には国内シニアツアーで賞金王に輝き、翌21年の「全米プロシニア」、「全米シニアオープン」、「全英シニアオープン」の出場資格を得たが、コロナ渦ということもあり断念した。

58
歳で迎えた今シーズンは「もう一回勝ち取りたい」と気持ちが高まっている。優勝賞金1000万円と高額の3日間大会で優勝し、コロナで諦めざるを得なかった米国行きの切符に近づきたい。

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