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【関東グランドシニア/ FR】中根初男が66と猛チャージしたが1打及ばず2位にも「合格です」

2024年05月22日
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首位とは2打差の5アンダーからスタートした中根初男が、最終ラウンドで66をマークし猛チャージ。優勝スコアには1打足りなかったが「今日のゴルフは合格です」とプレッシャーから解放されて、笑顔を見せた。

1番スタートホールでバーディーを先攻させたが、8番までは足踏み状態。9番で2つ目のバーディーを獲ると10、11番合わせて3連続。さらに13番からも3連続とバーディーの猛攻。この時点で首位の崎山と並んだ。しかし打ち上げの17番ではロングパットを残してしまい3パットボギー。

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「バーディー以上で上がりたい」と挑んだ最終18番パー5。セカンドショットはグリーンオーバー。奥から絶妙なアプローチを打ったが、勢いを増したボールはカップを通り過ぎ精一杯のパーセーブ。それでも久々の快スコアに「気分良くプレーができました。上がり2ホールは悔やんでも切りがないですし、パッティングもタッチがつかめていたので、内容のあるプレーを評価したい」と振り返った。中根にとっては、パッティングが冴えわたった、気分の良い一日だった。

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最近は年を重ねることに特有の悩みが出てきたという。「怪我が増えてきたから、気を付けないと。ゴルフを長く続けたい。今まで以上に身体のケアをしないとならないし、無理もできないしね」と渋い表情。61歳、プロゴルファーとして「怪我をしないようにする」ことを当面の目標としている。

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所属する茨城県の大利根カントリークラブには、かれこれ36年も在籍しており、メンバーさんとラウンドレッスンや練習で過ごすのが日常の生活で「ゴルフができる素晴らしい環境とメンバーさんにはいつも感謝しています」としみじみ語った。さらに「お世話になっているゴルフ場には優勝報告もしたかったですけど、また次回の試合にこの経験を生かすことにします」と中根は前を向いた。

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2014年のシニアツアー開幕戦「金秀シニア沖縄オープン」では中根と崎山が8アンダーで並びプレーオフへ。1ホール目でバーディーを決めた中根がシニアツアー初優勝を決めた。あれから10年が経ち、関東グランドシニアというフィールドで2人が再熱し、今回は崎山が勝利を勝ち取ったことは何かの因縁かもしれないことを付け加えておく。