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【関東グランドシニア/ 1R】66をマークした真板潔が単独2位、ツアーで賞金を稼ぐために今できることに精一杯向き合う

2024年05月21日
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シニアツアー7勝を挙げているベテランプロの真板潔が6つのバーディーを重ね、首位1打差2位につけた。満足のラウンドでした、とは決して口にしないのが真板。「辛い仕事だよ。メンタルは昔と変わらないのに、身体は衰えてくる。なかなか思うようにいかない」と厳しい表情を見せる。それはプロゴルファーとして、強い覚悟が真板にはある。「ツアーで賞金を稼がなきゃならない」という揺るがないポリシーだ。

今回は「優勝」というタイトルを狙うこと。関東グランドで勝てば、プロとしての自信が強くなる。真板は今できることを精一杯向き合い、今回自信をつけて日本グランドに挑みたい。64歳はツアーへの情熱を忘れることなく、日々練習に励んでいる。

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真板は丁寧に第1ラウンドを進めた。いつもなら風が吹き抜けるコースで、この日は無風という絶好のコンディション。このコースは真板にとってショットというよりもパッティング勝負だということがわかっていた。関東グランドには過去3回出場しているが、最高順位は昨年の5位。これまで60台は出せなかったが、今回はノーボギーで66をマーク。

前年覇者の久保勝美、レギュラーツアー優勝経験者の白浜育男とのプレーにも刺激され、真板は集中力を高めることができた。「ゴルフはパッティングに尽きる」とやるべきこともはっきりわかっているからこそ、日々の練習にも精がでる。

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今年のシニアツアーは、最終予選会ランキング28位という優先順位で出場資格が降りるのを待つ立場である。シニアツアー直近の活躍は、2022年のすまいーだカップで5年ぶりに優勝を味わったのは記憶に新しい。「もうね、おじいちゃんなんだよ。だけどね、プロゴルファーという生き方を選んでいるから、やるしかない」と自分を鼓舞し続ける。

「人生後先は短い。もうすぐ65歳。だから本当は楽しくできればいいんだけど、なかなかそれが思うようにいかない」ともどかしさも募る。アテスト後、真板はパッティンググリーンに直行し、明日のワンパットをしっかり磨きに向かった。

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