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競技情報 グランドゴールド

【船橋CC杯関東ゴールド/FR】大野雅幸が2年前と同じシチュエーションを再現し2度目の優勝を遂げる

2024年05月15日
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 船橋カントリークラブで17日に行われた船橋CC杯関東プロゴルフゴールドシニア選手権大会の最終ラウンド。最終組から4組前でプレーした長谷川勝治(78)が1イーグル5バーディーの66をマークし、2位タイスタートの大野雅幸(73)と通算5アンダーでプレーオフへ。3ホール目で長谷川がボギー、大野がバーディーで、2022年大会以来の大会2勝目を飾った。初日首位室田淳(68)は1打差2位タイで大会を終えた。

  最終日最終組、通算5アンダー、2名でのプレーオフ、3ホール目の10番ホールで決着。2年前に優勝した時と同じシチュエーションで再び大野雅幸(73)が関東ゴールドシニア選手権を制した。

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 首位から1打差の4アンダーでスタートした最終日。2番パー5でグリーン手前バンカーからの3打目を1.5メートルに寄せて、バーディーを奪う。その時点で首位に並んだ。「4アンダーは昨日の結果であって、今日はまた0からのスタートすると考えていたので、首位並んだことは気にしていませんでした」。6番でも5メートルのバーディーパット沈めた。前半を終わって6アンダーまでスコアを伸ばし、首位で折り返すことになる。「順調すぎる前半だったので、後半には難しい状況も訪れるかもしれない」。

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 言葉通りインコースに入り、11番パー3でティーショットがダフリ気味に。「短いとおもったんですが、傾斜地にうまく当たり、そこから転がってくれて、カップまで1メートルまでいきました(笑)」。ラッキーバーディーで7アンダーとなったことで、「残りのホールは静かプレーしよう」。ラッキーなバーディーがきたことで、1つぐらいボギーにしても問題ないが、簡単に終わらないのが選手権という戦いである。

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 14番パー4、ティーショットはフェアウェイへ飛んだ。ボールの所まで行ってみるとディボットにあった。セカンドショットはうまくいったが、1メートルのパーパットを外してしまう。「ラッキーがあったからいいかと、切り替えようと思ったけど。またディボットだよ」。15番のティーショットもフェアウェイに飛んだが、またしてもディボットにボールが止まった。15番ホールもボギーとしてしまった。

 アンラッキーな出来事で連続ボギーにしてしまったことで、焦りも感じたようだが、難しい16、17番はパー。18番パー5では3番ウッドでティーショットを打ち、3オン2パットのパーでホールアウトした。

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「2年前に優勝してなかったら、14、15番のボギーで、上りの3ホールもボギーをしてましたね」。好きなコースである船橋カントリークラブで、3年連続最終日最終組で経験と自身が生まれたことで、粘れることができ、プレーオフに持ち込めることができたのかもしれない。

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長谷川勝治とのプレーオフは10番、18番ホールの繰り返しで行われた。長谷川がくじで先行を引き、ティーショットを放ち、ボールはフェアウェイに飛ぶ。大野の第1打目は左サイドラフへ、先に打ったセカンドショットはグリーンカラーでとまった。「長谷川さんのセカンドは絶好の位置だったので、ダメかなと思いました」。長谷川のセカンドショットはピンに寄らなかった。1ホール目を両者パーとして迎えた2ホール目は18番パー5。2022年大会プレーオフを戦った尾崎健夫にも「健夫さんに、ロングでスプーンなのと言われたけど、自身の攻め方は変わらなかった」。2ホール目も両者パー。

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3ホール目、長谷川のティーショットは右ラフへ。大野はフェアウェイセンターに置いた。「長谷川さんの3打目もコースをわかっているからこそ、攻められないんだよ」。長谷川は3オン2パットのボギーで先にホールアウト。「気持ち的に2打あると、ラクにいけるんだよね」。6メートル弱の大野のバーディーパットは綺麗にカップインした。ガッツポーズはあったものの控えめに見えた。先輩そして所属プロの長谷川に対する敬意を表す一面であった。

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 「1回目だとまぐれとか言われますが、2回目だと実力になったかもしれませんね。」朝2時間パッティング練習を行い、午後に3時間ショット練習を7年前までキャディマスターを務めていた千葉県銚子市にあるレインボーヒルズCCで行っている。「今がプロになって一番練習しているかもしれません。上手くなっていると感じます。年齢を重ねたことで考えることを覚えました」。今が最高の状態と表現する。

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 9月に行われる日本ゴールドシニア選手権では過去2年、17位タイ、22位タイと結果が出ていない。「今度は日本で良いところに行きたいです」。過去2年の大会で経験したこと頭に置き、日々の練習で培ってきたものを発揮すれば、上位も狙えるだろう。歴代のレジェンドが集まる日本ゴールドでの活躍にも期待したい。