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【ドゥ・ヨネザワ企業G杯 関西グランド/1R】堤隆志が68をマークして首位浮上「3度目の挑戦、なんとか勝ちたい」

2024年05月15日
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熊本ゴルフ倶楽部 阿蘇湯の谷コースで15日に行われた「ドゥ.ヨネザワ企業グループカップ 関西プロゴルフグランドシニア選手権大会」の第1ラウンド。グランドの部は堤隆志(61)が68をマークし4アンダー単独首位スタート。2打差2位に菅原洋一(62)と原田三夫(60)が続いている。

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堤隆志が68をマークし、第1ラウンドで首位に立った。練習ラウンドからショット、パットともに調子が良かった。「体調も問題ないし、人工関節をいれている膝も大丈夫。こうやって関西グランドに連続して挑戦することができるよ」と朝一ティーショット前に胸を張った。スタート2ホール目でボギーが先行したが、続く3番から5連続バーディーで一気に畳みかけた。9番パー5でもバーディーとスコアを伸ばし前半31をマーク。後半に入り12番パー4をダブルボギー。続く13番をバーディーで取り返し、なんとかしのいで後半37で68ストローク、4アンダーは初日首位と好位置につけることができた。

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「長いパッティングのタッチが合わせにくくてね、短いのをよく仕留められたね」と初日を終えて肩をなでおろした。堤は2年前、この阿蘇湯の谷コースでグランドデビューを果たした。2022年は3位、2023年は10位とトップ10には踏みとどまっているが、満足する結果を出せていない。「今年は3度目の挑戦になりますし、なんとかね、この大会で勝ちたい」と思いを口にする。「シニアツアーで頑張っている井戸木鴻樹プロや渡辺光洋プロに少しでも追いつきたいよ」と声をはずませ、トレードマークの笑顔がきらりと輝いた。

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 首位1打差2位に着けた菅原洋一(62)は3バーディー・1ボギーという内容で初日を終えた。グランドシニアも3年目。阿蘇湯の谷コースでプレーする機会を毎年楽しみにしているという。「このコースはいいショットしても奥からの傾斜が速かったりと、確実なコースマネジメントが必要。グリーンも見た目と傾斜の読みが難しいし、考えれば考えるだけ深みにはまって疑心暗鬼になりそう(笑)。だから丁寧なプレーを心がけて、パッティングは2つでいけるように、かな」とコースの魅力を語る。関西グランドシニアは仲間で集まる1年に1度の大切な大会だからこそ「先輩の元気な姿がゴルフ場にあって、夜も仲間と尽きない話がある。貴重な機会を存分に楽しみたい」と目を細めた。

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 菅原と同じく初日2位に着いたのは、グランドシニアルーキー・原田三夫。この日は4つのバーディーに 2つのボギー。「なんとかアンダーパーで回れて、それなりのバーディー数だったと思いますが、柔らかく打てないし、なかなかカップに決めきれなかったです」と振り返る。ショートゲームが難しいという。「この辺りの芝種のせいか、芝とクラブヘッドの間に隙間ができにくいので、なかなか柔らかく打てないし難しいんですよね」と分析する。グランドルーキーが攻略のコツを探り、密かに逆転を狙っている。

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 こちらはグランドデビューを飾ったルーキー・大山雄三(60)。第1ラウンドは71ストロークで回り4位タイにつけている。「よくパーで凌ぎました。コースは短いのに、なかなかグリーンを捉えられなかった」と悔しさをにじませた。「短いから易しいというコースじゃない。兵庫にある鳴尾でプレーしているような、難しさとストーリー性がありますね。マジックのようなコース」と表現する。フェアウェイが硬いので、コース難易度も上がるが「苦しめられるけど、60歳になっても、ゴルフが楽しい。今日は90点くらいで頑張りました」と大山はニコり笑った。ゴルフは年齢関係なく、ワクワクさせてくれるスポーツということを改めて教えてくれた。