「船橋カントリーが好きなんです。林間コースで砲台グリーンはイメージが付きやすいんです」。2022年大会覇者・大野雅幸(73)が相性の良いコースで初日2位タイからスタートをきった。
アウトコーススタートなった初日。1番ホールをパーとしたが、パー5だが426ヤードと短い設定となった2番ホールでイーグル奪う。5番ホールでは3.5メートルのラインを沈めバーディー。6番パー3をボギーとしたが、7番ですぐにバーディーを奪い、バウンスバックに成功。9番で短いパーパットを外してボギーとした。前半を2アンダーで折り返す。
10番で3メートル沈めバーディー、13番パー5でなんなくバーディーを奪った。今年からパー73のセッティングになったが、3年間でベストスコアとなる4アンダーでフィニッシュ。
7年前まで千葉県銚子市にあるレインボーヒルズCCでキャディマスターを務めていたが、退職した今でも、朝2時間パッティング練習を行い、午後に3時間ショット練習をコースで行うという。金曜のみレッスンのため、練習はできないが、73歳にして5時間の練習を週6やっている。「雨が降ると、練習をやらなくて、嬉しいんですが(笑)。でも練習をすると発見することもあるので楽しいです」。
最終日はシニアの鉄人・室田、ツアー4勝・牧野裕、シニアツアー2勝・福沢孝秋とのラウンドとなる。ラウンド中、3名のショット、プレー中で新たな発見を感じられるタイミングがあるかもしれない。ラウンド中に“発見”を見つけられる状況を感じられる冷静さがある時、チャンスが大野にめぐってくるタイミングなのかもしれない。