1997年のシニアツアー賞金王に輝き、シニアツアー活性化に尽力していただいた中山徹会員(77)が肺アスペルギルス症の為、4月14日に千葉県にある東千葉メディカルセンターにて逝去されました。
鹿児島県出身の中山氏は25歳から本格的にゴルフを始め、レギュラーツアーでは優勝こそ叶わなかったものの、シニアツアーデビューを果たした1997年にはキャッスルヒルで初優勝を挙げたほか、日本プロシニア、日本シニアオープン、TCPスターツというシニア3大公式戦でトップ10に入り、シニア賞金王に輝いています。
当時はレギュラー選手にも負けないロングドライブで挑み、得意クラブはサンドウェッジと、小技でもゴルフファンを魅了しました。またレギュラー4勝・シニアツアー3勝を挙げている加瀬秀樹が愛弟子。さらに横山明仁、室田淳、宮瀬博文、丸山大輔、甲斐慎太郎といったプロゴルファーが集う「雑草軍団」ではリーダーとしてチームをまとめ、長きにわたって仲間と切磋琢磨を続けてきました。
プロゴルフ協会の理事としては2009年から2018年まで9年間務め、副会長としても2009年から3年間、特にツアー競技関係を中心に協会の活動に携わっていただきました。72歳の時には第51回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞「功労賞」を受賞しています。
ここに謹んでお悔やみを申し上げます。
中山 徹 (なかやま・とおる) 生年月日: 1946年6月8日(享年77歳)
入 会: 1977年5月1日
出身地: 鹿児島県
通 夜: 4月21日(日) 18時~ 葬 儀: 4月22日(月)10時~
場 所: 松半斎苑 東雲閣
主な戦歴:美津濃プロ新人(77)、茨城オープン(91)、後楽園カップ(942回)、平尾昌晃チャリティ(95)、キャッスルヒルシニア(97)、TPCスターツシニア、オールドマンパーシニア(98)、北海道シニアオープン(00)、オールドマンバーシニア(02)、ISPSハンダカップPPT・スーパーシニア(15)