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今年8月でシニア2年目を迎える貴田和宏。昨年の最終予選会では13位ということで、誕生日以降に開催されたファンケルクラシックでシニアデビューを飾った。トップ10入りはマルハン太平洋シニアの9位。それでもシニア13試合中10試合に参戦し、賞金ランキングは49位に終わった。今回の最終予選会には31位から50位までの資格で出場している。
シニア1年目を振り返ってもらうと「本当に充実していました。結果は自分なりに良かったと思っています」と表情も明るい。「これまでテレビで見ていたレジェンドの方々と試合で一緒にプレーさせてもらえて夢のようでしたよ。尾崎直道さん、飯合肇さん、中村通さん、伊澤利光さん、深堀圭一郎さんとか間近で見られて、やっぱりすごい選手なんだなって毎回感激していました」とシニアツアーは夢心地の舞台だったようだ。
貴田が再び舞台に立つことを目指して挑む、2度目の最終予選会。1オーバー15位からスタートした第2ラウンドでは3バーディー1ボギーの70をマークし、通算1アンダー9位に入った。「2パット、パーで凌ぐホールが続いて苦しかったですが、今回はパーオンが大事。ドライバーが安定していたのも要因です。パープレー前後でプレーを目指していれば、スコアはついて来るかなと思ってました」と振り返る。
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今回の目標は「10位以内です」と見定める。「シニアツアーの魅力は、選手の内側からちゃんとにじみでているんです。楽しい試合とは聞いていましたが、選手はすごく真剣にプレーしていますし、だからこそギャラリーにも喜びが伝わる。一緒に楽しんでいる空間がありました。戦える場所があるのは幸せなことですし、その場所に身を置いていたいです」と頬を緩ませた。
貴田は神奈川県にある湘南カントリークラブに所属している。ラウンドはもちろん、ドライビングレンジでレッスンをする傍ら、インドアレンジでもレッスン活動をする人気プロでもある。「レッスン生も含めこれまで応援してくれている周囲の方々に、試合の結果を通じて感謝を伝えたい」と固い意志もある。昨年シニアツアー出場を経験した貴田は、自分の成長を確かめる大事な最終ラウンドになる。
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