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シニアツアー

【シニア最終予選会/1R】昨年の緊張と経験を生かして高野幸治が1アンダー4位

2024年03月13日
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先月51歳になったばかりの高野幸治が、3バーディ・2ボギーの71ストローク、1アンダーで回り4位グループに着けている。シニア1年目となった昨年の最終予選会では42位と振るわなかったが、地元茨城開催の日本プロシニアでは52位でデビュー戦を飾り、11月のすまいーだカップでは74位で大会を終えている。 

 高野にとって今年こそと気持ちを高めて挑んでいる最終予選会。いぶすきでは何度も練習ラウンドを重ね、準備は万全。初日をアンダーパーで回り、好スタートダッシュを切ることができた。「去年の最終予選会もいぶすきでしたから、その時の緊張とか経験が生きているような気がします」と肩の荷を下ろした。「チャンピオンコースで、その上コースコンディションも良好ですし、難易度がすごく高くなっています。芝目や傾斜も読み切れない。だからこそ向き合いがいもありますし、プレーがやりがいもあります」といぶすきに魅了されているひとりでもある。

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アウト1番ホールからスタートし2番パー4でボギーが先行したが、7番パー4で1メートルに着けてバーディー。続く8番パー5ではアプローチミスでボギーとし、前半は1オーバーでターン。後半に入り10番では6メートル、14番で10メートルのスネークラインのバーディーパットがカップイン。本人曰く「パターが合いましたね。とにかくピンから遠くてもいいので、パーオンを狙って2パットを意識しました。グリーンの広いところに乗せることを優先しました」と振り返った。

第1ラウンドは最大風速7メートル近くの強風だった。開聞岳の麓では風が吹き回るため、読みが非常に難しい。高野は強風の吹き荒れた先週からコースでラウンドを重ねていたこともあり、距離感の掴み方をイメージできていたのだった。「スコアの凌ぎあいでしたが、守りに入りすぎないよう、この難しい天候の中で、いかに自分のベストなプレーを目指すかということだけでした」と振り返った。 

高野にとってシニア2年目。1年目の最終予選42位から着実に順位を上げて、自分の成長を感じようとしている。