日本プロゴルフ協会の定時社員総会が3月8日、神奈川県にあるTKPガーデンシティPREMIUMみなとみらいで行われた。冒頭では次期会長候補者の選挙が実施され、立候補を届け出ていた槙岡充浩(東京地区)と明神正嗣(中四国地区)の2名が改めて紹介された。出席した88名の次期代議員による投票が行われ、60票の得票数が集まった明神正嗣が次期会長に選出された。明神新会長は高知県出身で1992年にプロテストに合格しPGA入会。2017年にティーチングプロA級、ジュニア資格を取得。2022年からは中四国プロゴルフ会の会長を務める傍ら、ゴルフアカデミー高知でレッスン活動を行い、日頃よりゴルファー育成に努めている。
副会長には中上達夫(写真左)、時田陽充(写真右)、長﨑誠(写真左から2番目)の3名が会長指名により就任。任期は2024年3月8日~2026年3月開催予定の定時社員総会終了時までとなる。
明神新会長は「吉村前会長の下、2年間協会という組織・運営をみてきまして、やりたいこともできないことも多かった。改革を望む声も多くいただいたので、これからの時代に合った情報発信を行い、みなさんにわかりやすい形でゴルフを伝えていきたい。約5800名の会員全員がPGAという組織のセールスマンとなって、個々に情報発信も行ってもらいたい。そういう取り組みがPGA全体の営業につながると思っています。これからの新体制へのサポート、よろしくお願いいたします」と口元を引き締めた。
「プロゴルファーとして、ゴルフのプロであり続けたい。これまでゴルフ場や女子ツアーを立ち上げてきた経験も、生かせると思っています。それが私に課せられた使命です」。明神新会長は任期2年という中で3名の副会長とともに、日本プロゴルフ協会の舵を取ることになった。