清水洋一(58)が、またも優勝を逃した。ホールアウトした井戸木のスコア10アンダーを14番で知った。その時点で9アンダー。「チャンスがあると思った」というが、14、16,17番でのバーディチャンスを逃した。「最後はバーディーしかないと思った。左に行くのだけは気をつけようって、余計なことを考えたのがいけなかった。今大会で一番ひどいティーショットが最後に出てしまった」と、最終18番のティーショットで体が開いて右へ曲げ、池に入れて「終戦」。首位3打差、2位タイで大会を終えたのだった。
第1ラウンドでは、パターの握り方を手を離すようにして7バーディー、ボギーなしとうまくいった。この日は1番ホールで1メートルのパーパットを「完全にひっかけて」と外すボギーにして、また迷いが出た。「元に戻そうかなとか。今日は打った瞬間に右に行ったり左に行ったりしたんで」と、まだ自分のものにはできていない。
昨年の日本プロシニアではプレーオフで負けるなど、未勝利からなかなか抜け出せない。「勝つには・・・パッティングもそうですが、メンタルなんでしょうね。優勝争いになると、手が緩むというか、スムーズに動かなくなる気がします」と自己分析。
「あーあ、ひどすぎて、家に帰れない」と、がっくりと肩を落としていた。