スーパーシニアの部は福沢孝秋(68)が徳永雅洋(68)との、ともにエージシュートを達成する激戦を制して、通算8アンダーで優勝した。
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3アンダーで首位に並んでスタート。先に抜け出したのは徳永だった。前半3つスコアを伸ばし、パーを重ねた福沢を3打リード。10番では先に15メートルほどのバーディーを決め、福沢はお手上げのバンザイポーズで「今日は勝てないかなと思った」という。福沢も1メートルのバーディーを決めたがまだ3打差。ここから福沢に振り子が振れる。11番パー5で2オン、12番で5メートルを決め、13番では1メートルにピタリ。4連続バーディーを奪い、11番バーディーも12番でボギーにしていた徳永に7アンダーで追いついた。
勝負が決まったのは17番。福沢は第1ラウンドでは池に落としたホールだが、第1打を「OKについた」と土壇場で逆転。優勝を手にした。
徳永は「福沢さんが(降参の)手を挙げてくれるまで行ったんですけど。でも、ホストプロ(ISPSアンバサダー)でしたし、家内(春美さん)が応援に来てくれて、いい試合ができてよかったと思います。ちょっと悔しいですけど」と、68をマークして試合で初めてのエージシュート達成も1歩届かなかった。
福沢は「勝ちました!」と、エージシュート67での勝利に笑顔。「徳永が前半ポンポン入って手が付けられなかった。ただ、ショットも曲らなかったし、いいパットも入ったし、差はあまり考えていなかった。1ホール1ホールうまくやろうと思っているからね」と、焦らずチャンスをものにしていったのが勝因だった。
毎日、足に1キロの鉛をつけて歩いている。重たいドライバーで素振りをしたりね」と、飛距離を落とさないように努力をしている。次の目標として、日本プロゴールドシニアのタイトルを挙げた。