ＩＳＰＳ専属契約の加藤仁（６１）が６アンダーで１打差２位と好発進した。「いやあ、ナイスプレーでしたね」と、笑顔を見せるほど。スタート１番で３メートル、２番でも３メートル、３番で５メートルを入れる３連続バーディーが効いた。８，９番でも取り、最終１８番をバーディーで締めて、ボギーなしのプレーだった。
好プレーの要因を聞くと「きのう」と切り出した。「練習場で大幅に直したことがあるんですよ。いきなり今日につながるとは思っていなかったけど、長い目で見たらいいと思ったので、今日は最後までそれでやり切ろうと。珍しくはまった」という。何を直したのか？「企業秘密です（笑い）。まあ、アドレスですね。いつも同じようなミスが出るので、試行錯誤してみて、やろうと思ったことがあった」とだけ、教えてくれた。１番のショットから「ラインが出たので、伸び伸びやれた」と振り返った。
ＩＳＰＳの専属契約はもう７年ほどになる。今大会のホストプロの１人として、気を吐いた形。「今朝、半田会長に合って少し話をさせてもらって力をもらいました。ホストプロだからと言って何ができるという訳ではないんですけど、いい成績を出したいという思いはあります」と話した。
最終日の優勝争い。どんなプレーをイメージする？「今日と同じ。やろうと思ったことをやり切る」。大会直前の改造を「吉」としたい。