シニアルーキーの飯島宏明(50)がシニア5戦目で6アンダー66をマークして、首位に1打差3位と初の優勝争いになった。降雨中断後、2番から再開。2、3番ホールが連続ボギーで「またダメかなと思った」というが、5番でバーディーを取って迎えた6番。129ヤード、9番アイアンでの第2打が直接入るイーグルで波に乗った。「ピン奥に落ちたのは見えたんですが、行ったらボールがなくて…カップを見たら入っていました。そこから気持ちよくなってノリノリになりました」と笑顔で振り返る。その後は9,11番で取った後、13番からの3連続バーディーで一気に6アンダーに伸ばした。
2週間前に、レギュラーツアーのスリクソン福島オープンを前に練習中にぎっくり腰で欠場。「動けなかった。この大会に出られるだけでも奇跡的」な状態だった。練習ラウンドで2週間ぶりにクラブを振り「腰の心配があるので、飛ばそうと思わずゆっくり振るイメージにしたら、うまくいくようになった。今まで力が入って開いていたんですね。がむしゃらにやり過ぎだった。50歳になって気づきました。もっと早く知りたかったですよ」と笑ったが「ケガの功名」が好結果につながった。
シニア入りしてすぐにISPSとアンバサダー契約をした。「ゴルフを一緒にしたこともあり、半田会長からパワーをもらったので、ぜひ優勝を目指してプレーしたい」と意気込む。スタート前にクラブハウス前にある「いけす釣り堀」に行って「リラックスした」という。最終日はゴルフでも大物を釣りたい。