今シーズン最後となるシニアメジャー、全英シニアオープンが今週22日から25日までの4日間、イギリスにあるサニングデールゴルフクラブオールドコース(6,617ヤード/パー70)で2年振りに開催される。50歳以上の世界強豪選手が144名参加するが、出場選手の中にはマスターズや、全米プロ、全英オープン、全米オープン覇者が参戦。ベルンハルト・ランガー、ダレン・クラーク、アーニー・エルス、イアン・ウーズナム、ポール・ローリー、トム・リーマンや、2018年ライダーカップキャプテンのトーマス・ビヨーン、ジム・フューリックといった百戦錬磨プレーヤーに注目が集まる。
2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で大会中止が決定されたので、2019年にロイヤルリザムセントアンズ(優勝ベルンハルト・ランガー)での開催が直近の大会となる。サニングデールは、2009年(優勝ローレン・ロバーツ)、2015年(優勝マルコ・ドーソン)と過去2回全英シニアオープンが開催されている。今年で開場121年目を迎えるという歴史あるコースで、4日間世界の強豪が腕を競い合うことになる。日本人選手としては、2002年須貝昇が優勝という快挙を遂げている。
PGA日本シニアツアーメンバーは、今年2名が参加する。2020年PGAシニアツアー賞金ランキング10位以内の上位2名に出場資格が付与され、ランキング順に中山正芳(ランキング6位)、塚田好宣(同7位)が出場を決意した。コロナ禍で多くの厳しい制約を乗り越えた渡英には、二人とも出場に喜びを隠せない。「目標だった海外メジャーに出場します。目一杯楽しんできます!」と、中山。今回の渡英では、奥様が帯同キャディとしてプロを支え、家族のサポートが力になる。塚田も「レギュラー時代のメジャーの雰囲気とはまた違うものがシニアにはあります。ゴルフを楽しむ、トーナメントを楽しむこと」と、念願の出場機会をかみしめているようだ。
塚田は第16組目朝9時40分から、中山は第18組目で朝10時10分スタート。世界シニアメジャーの初挑戦が始まる。
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第1ラウンド(22日)組合せスタート時間は こちら>>
※記事中写真は、塚田プロ、中山プロ提供