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新規シニア2試合は意味を込めて・・・「コロナに喝!!」

2020年07月15日


 新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、今年4月より、PGAシニアツアーは開催中止や延期を余儀なくされている中、ISPS半田会長が「開幕戦をしましょう」とPGA倉本会長に申し出て、急遽7月に新規シニアトーナメント開催が実現する。

 7月15日都内ホテルにて「ISPS主催2020ゴルフ大会開催」に関する記者会見が行われ、開催の経緯や大会方針などが発表された。壇上には、ISPS国際スポーツ振興協会半田晴久会長に並んで、PGA倉本昌弘会長が列席した。

 2007年から2019年までの13年間で、PGAシニアトーナメント42試合のサポートを受けることができた。昨年11月の大会では半田会長が「PGAの支援をしばらく休みますが、シニアツアーが10試合を割るような危機になれば、いつでもスポンサーをします」と宣言していた。今年はコロナの影響で開催が見送られる中、半田会長と倉本会長がパートナーシップを結ぶ形で、2つの新規トーナメントが決定した。

 7月の開幕戦、8月の第2戦は「

ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント

」と同じ試合名が並ぶ。中でも

「コロナに喝!!」

には、コロナウィルスに喝を入れて、ウィルスに勝つこと。プロゴルファーに喝をいれて、やる気がよみがえってほしいこと。そしてゴルフ界に喝をいれて、活性化をしてほしいと、3つの意味が込められている。第2戦については、日本で最初のプロゴルファー福井覚治氏が誕生してから100年目ということもあり、新たなスローガン「プロゴルファー誕生100周年記念」を掲げて開催する。元々はファンケルクラシックが行われる日程だが、半田会長は「来年はぜひ開催を実現してもらいたいですし、ゴルフファンの期待に応えたい」とファンケルクラシックにエールを送る。

 2つの新規トーナメントの賞金総額は、シニアの部、スーパーシニアの部合わせて8500万円。主催者推薦枠を決定する「平熱枠決定戦!!」がそれぞれの試合でも開催され、より大勢の選手が出場可能になる。

 新規試合はどちらも、入場無料でギャラリーを受け入れる準備で進められている。観戦予防対策として「コロナ対応ソーシャル・ディスタンシング・バラバラ観客システム」を考案。ギャラリー受付では、マスクとフェイスシールド、ビニール手袋が用意され、必ずそれを着用し、距離を置いて観戦してもらうことをアピールするという。さらに三密を避けるため「ミッツポリス」を各所に設置して、大会を楽しく開催する工夫も凝らして、万全の対応策を講じる。

 倉本会長は「今回も半田会長から、大変ありがたいお申し出をいただきました。シニア、スーパーシニアと幅広くプロゴルファーに活躍の場を与えてくださいました。引き続き万全の体制を整え、試合では選手一丸となってプレーをみせます」と感謝を示した。開幕戦では、トーナメント開催のガイドラインに沿って出場選手や大会関係者にPCR検査を行う予定があることも発表された。

 <開幕戦>

ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント

2020年7月30日~31日

朝霧カントリークラブ(静岡県)

シニアの部 72名

スーパーシニアの部 40名

賞金総額 3000万円


<第2戦>

プロゴルファー誕生100周年記念・

ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント

2020年8月21日~23日

赤城ゴルフ倶楽部(群馬県)

シニアの部 104名

スーパーシニアの部 40名

賞金総額 5500万円