米シニアツアー「
Mastercardジャパン選手権
」(特別後援:日本プロゴルフ協会)の最終ラウンドが9日、成田ゴルフ倶楽部で開催された。米シニア10勝をマークしているスコット・マキャロンが、6バーディー1ボギーの67、通算13アンダーで今季シニア3勝目を飾り、優勝賞金40万ドルを獲得した。日本勢では、米山剛がスコアを4つ伸ばして通算7アンダー7位タイが最高。
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今季すでに2勝をあげ、チャールズ・シュワブカップランキングを独走しているマキャロンが、最終日にスコアを5つ伸ばし通算13アンダー、2位に3打差をつけて優勝した。2年前のこの大会は、悔しい2位だったマキャロンの、2年越しのリベンジとなった。
「ティーグランドからみたコースのラインが、すごく自分に合っていると感じています。そして、グリーンが本当に素晴らしい状態でした」というマキャロンは、自分のゲームマネジメントのイメージと、コースがストレスなくマッチしていた。心・技・体が高いレベルで安定していたということになる。好調さが続く要因はと聞かれると「今シーズンは、世界のトッププレーヤーといわれる素晴らしい選手たちとプレーをすることが、すごく気持ちがいいのです」という。特に新しいことをするわけでもなく「毎日を精一杯やりきること、楽しむことが一番大事」だと話すマキャロンは、勢いに余裕も見られる。
「日本はお気に入りの都市のひとつ。乗り物は効率よく運行しているし、特に日本人はすごくフレンドリー。来年日本にくることを楽しみにしています」と、今回日本の印象を話してくれたマキャロンは、これから続くシーズンで、優勝のチャンスがまだまだくるだろう。
主催者推薦枠で参加している日本シニアツアーメンバーでは、米山剛の通算7アンダー7位タイが最高だった。3アンダー13位からスタートした米山は、1イーグル3バーディー1ボギーの68とスコアを4つ伸ばし通算7アンダー7位と上位フィニッシュした。連日インタビューでは「トップ10入り」を公言していたので、米山はきちんと有言実行を果たしたのだった。
「大会に出場できるだけで幸せです。アメリカの大会で日本開催というのは、時差もありませんし、芝種にも慣れていますからね。感謝しています。これだけのメジャー選手たちとプレーできて、いいゴルフができたのは自信になります」と米山は胸を張った。今週は日本シニアツアーの「スターツシニア」に出場するが、米山はこの勢いに乗って、久々の日本シニアツアーで結果を残したいところ。