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<Mastercardジャパン選手権/1R>1アンダー18位米山は最高のスタート!鈴木は2オーバー39位

2019年06月07日


 「もー、今日はこの位置で上がれたのは、上出来、上出来!最高のスタートが切れましたよ」と、ニッコリ笑顔で話始めたのは、米山剛だった。2バーディー2ボギーの71、1アンダー18位タイで初日を終えた。

 米山は、久々にゴルフの内容が「良かった」と言えるようになった。実は、今年シニアツアー3戦終了して、賞金ランキング24位と順位は振るわない。そんな中、せっかく出場のチャンスをいただいたのだからと、マスターカード・ジャパン選手権に乗り込んだ。練習日にはスイングを見てもらっている谷将貴コーチに帯同してもらい、だいぶ弱点が修正され、自信につながってきた。気分がいい理由ももうひとつある。「だって、フェアウェイの状態がすごくいいんですよ。絨毯みたい。全ホールが同じベストな状態ですよ」。こんな状態で踏ん張らなければ、コースの人たちに申し訳ないという気持ちもこもっていた。素晴らしい仕上がりの芝の上で、思うようなショットが打てているからこそ「こういう場にいられて、幸せです」という、心底からの言葉がでていた。

 「アメリカの試合を日本国内でやっているので、もちろん時差もないし、芝にも慣れているし。たくさんの応援もありがたいです。だからこそ、すごいメンバーの中でやっていても、リラックスができているんです」。米山は最後、今回の目標を話した。「出来ることなら、トップ10に入ること。そして、明日も、楽しく自分のゴルフができるようにしたい」。

 

◇第1ラウンド成績は こちら>>

 (PGA TOUR CHAMPIONS)

 2週間前の全米プロシニアを入れると、米PGAチャンピオンズ2戦目の参戦となる鈴木亨。スタート10番ホールから連続バーディーを決められたが、13番、14番と連続ボギー。それでも17番パー5でバーディーを獲り、なんとか35でハーフターン。後半3番パー5でダブルボギーを叩いたが、6番パー5でスコアをイーブンパーに取り戻す。しかし、ホッとしたのも束の間だった。8番、9番では1メートル弱の短いパットを外し、鈴木は後味の悪い終わり方をしてしまった。雨が降って、だんだんタッチが合わなくなったのが原因だった。大会初日は2オーバー74ストローク、39位タイとなった。

 「(連続バーディ)スタート幸先良かったんですけど、グリーン上が対応がしきれなかったですね。今年の悪いところがでてしまいました」。鈴木は反省しきりだが「やっぱり世界の試合の雰囲気に、刺激を受けますよね」と高揚を隠し切れなかった。「一緒に回ったコリー・ペイビンは、飛ばないですけど落とすところも絶妙で、上手にスコアをまとめる。チャンピオンズで息長く試合に出続けるというのは、相当な努力も必要。そんな世界の選手と一緒にプレーができて、刺激になっています」。鈴木は「あと2日、ちょっとでも上位にいけるようにします。自分のゴルフをします」と、自分自身に言い聞かせた。