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全米プロシニアK・タニガワが優勝!日本勢は手嶋が18位タイ

2019年05月27日


 全米プロシニア最終ラウンドが26日行われ、日本神戸生まれアメリカ国籍のケン・タニガワ(51)がトータル3アンダーでメジャー初優勝を飾った。タニガワは、南カリフォルニアで育った。S・マキャロンやB・ジョーブとはUCLAの同期。卒業後、約11年間はオーストラリアやアジアを中心としたプロトーナメントに挑戦していたが、2003年以降はプロ活動を休止し、アマチュア資格を復帰している。50歳の節目に、PGAツアーチャンピオンズのクオリファイングスクールに挑戦し、最終予選を4位で通過。2018年シーズンは、22試合に参加し、9月のPURE Insurance Champions ではツアー初優勝を飾っている。

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大会最終成績は こちら>>

 日本シニアツアーメンバーの最終順位は以下の通り。

  18位T + 8 手嶋多一

  28位T +10 T・ウィラチャン

  44位T +13 G・マイヤー

  52位T +15 鈴木 亨

           P・マークセン

  (井戸木、レーンは予選落ち)

 第2ラウンドでは、カットラインに1打及ばず、予選落ちとなった井戸木鴻樹。しかし、井戸木にとって、嬉しい出来事があった。早朝スタートに備え、朝7時に練習していると、突然声をかけられた。ミネソタ州セントルイスにあるベルリーブCCのディレクターだった。2013年に優勝したコースからのサプライズプレゼントで「ようやく渡せることができました。ぜひ、これを受け取ってほしいのです。」とブックレットを渡された。開いてみると、それは「生涯メンバーシップ認定証」だった。大会優勝者に送られるというメンバーシップの資格が、ようやく形となって、井戸木の手に渡った瞬間だった。昨年、ベルリーブで開催されたPGAプロ優勝者のB・ケプカには、これからメンバーシップ資格への手続きをするという話だそうだ。

 「朝早くから、訪ねてきていただいて、本当に感謝しています。重みのあるメンバーシップだと感じています。今回もアメリカの方たちから、たくさんのエールをいただきました。今後は、この生涯メンバーシップ資格に恥じないように・・・そして、いいプレーがみせられるように、頑張ります」と井戸木は笑顔で、この認定証をぎゅっと抱えた。