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【レジェンドチャリティ】10回目という節目を終え、青木実行委員が次世代に新ステージを託す

2018年05月06日


 『ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント』は、実行委員の青木功、王貞治、日野皓正が3人の共通点であるゴルフを通じて、“子ども達に手をさしのべたい”という思いに、多くのプロゴルファーや著名人が賛同している一大チャリティイベントだ。ゴールデンウィーク終盤の5月5日、6日に、千葉県の麻倉ゴルフ倶楽部を舞台に開催された。

 本大会には、実行委員の青木功、尾崎直道、倉本昌弘、中嶋常幸といったシニアツアーでも活躍する永久シード選手を始め、レギュラーツアーから選手会長の石川遼、宮里優作、小平智といった話題のプロが28名出場している。そして著名人の部では、第1回大会から10年連続の出場している実行委員の日野皓正、岩本恭生、郷ひろみ、舘ひろしというベテラン選手や、スポーツ界からはスキージャンプの葛西紀明の他、プロスイマーの北島康介が昨年に続き出場。一般アマチュアも加わり、112名が会場を大いに盛り上げた。コース内のどのホールでも、プロゴルファーや著名人に会えるという、豪華なゴルフ観戦イベントとなっている。

 

 レジェンドチャリティの収益金は、この10年間でなんと3億6千万円を越え、病気の子ども達への支援、小児医療の中核となるこども病院への支援、また東日本大震災にて被災したこども達や震災孤児達を支援する団体など、子ども達を支える目的に寄付されている。また、2年前の熊本地震、昨年の九州北部豪雨と被災された地域への復興支援といった災害支援金にも活用されている。

 青木実行委員は、10回目という節目を振り返り「みんなのおかげで、ここまで続けることができました。この10年はすべてにいろいろな思い出がありますが、かけがえのない財産です。こういう年齢にならないと、なかなか社会貢献活動も難しくはありましたが、こうやって、10回続けられました。ほんとうにありがとう」と感謝を伝え、今年で大会を終える方向を示した。チャリティイベントを続けることには大きな社会的意義があるが、実行委員として大会を作り上げる大変さも味わっていた。それでも、“子ども達に手をさしのべたい”という実行委員の主旨に賛同してくれたスポンサーの思いは「これからの世代につなげていきたい」と、大会を陰で支える青木チエ夫人の強い思いでもある。

 

 青木実行委員は「いままでとは違う形になるかもしれないが、これまで築いてきたスポンサーのサポートや、社会貢献活動をベースに、来年の大会は次世代の目標として、ぜひ新規大会の開催を目指してもらいたい」と熱望した。この2日間で、延べ8000人のギャラリーが来場し、すでに3000万円以上のチャリティー金が集められた。第10回記念大会も、たくさんの暖かいサポートを受けて、幕を閉じた。