初日は3アンダーの9位タイ、この日は2バーディ、3ボギーの72とスコアを一つ落としたものの、トータル2アンダーの28位で日本プロの出場有資格を獲得した杉浦斎（すぎうら・いつき）。
「ティショットは悪くなかったんですが、風も吹いてピンポジも厳しかった。昨日は微妙な距離が入ってくれましたが、今日はショートパットを外してしまい、ちょっと苦しみました」と振り返る。
昨年の「PGA資格認定プロテスト 最終プロテスト」に合格。2016年にチャレンジツアーへ出場した経験はあるが、レギュラーツアーへの出場はまだ一度もなく、今年の日本プロが初出場となる見込み。現在は三重県の阿山カンツリー倶楽部に所属し、同コースからは初めてのプロ輩出ということで「まわりの人に恩返ししたい」と意気込む。
セールスポイントは「キャリーは300ヤードくらいですかね」と話すようにドライバーの飛距離。この日も最終18番で、風の恩恵もありながら、340ヤードをかっ飛ばして見せた。
今季の目標はまだ進んだことがないファイナルQTへの進出。「チャレンジでもマンデーなど、チャンスをもらえたら活かしたい」と、ツアー出場へ挑戦を続ける。「もう若くないですよ」と苦笑いを見せたが、ちょっと遅咲きの27歳。日本プロをはじめ、今後のさらなる飛躍に期待したい。