久保谷健一 × 宮本勝昌
(1UPで宮本勝昌の勝ち)
くしくも4月のパナソニックオープンのプレーオフと同じ顔合わせとなった2回戦。
4月に敗れた宮本勝昌がリベンジを果たすか、久保谷健一が4月に続き連勝を飾るか、ベテラン同士の注目の一戦は、スタート前から予想外のスタートとなった。
前日の練習で腰を痛め、スタート前から痛みとの戦いだった久保谷。相対する宮本も久保谷の異変には気づいていた。「マークを直す姿とか見ていて痛々しかった。その中でもいいプレーをされていたので、さすがだなと思いました。」
宮本の言葉通り、痛みと戦いながらも最後まで宮本に食いついていた久保谷。スタートから3ホール連続で宮本にポイントを奪われるものの、その後巻き返しを見せ、気づけば16番ホール終了時には久保谷の1UP。しかし最後は、宮本が圧巻のゴルフを見せ、上がり2ホールをイーグル、バーディの連続アップで締めくくり宮本が逆転。3回戦への切符を手にした。
宮本の勝利の原動力となったのは、この日好調だったパッティングだ。距離のあるパッティングが入る事もあり、「パットに救われた。」と振り返る。
久保谷の腰の状態を気にしつつも、「ティインググラウンドに立てば関係ない、自分のゴルフに徹しようと思って、プレーしていました。」あくまでも自分のゴルフ、宮本のそんな気持ちが上がり2ホールの逆転に繋がった。
3回戦は、ここまで近藤共弘と小田龍一を破ってきている小池一平。「ツアーでもあまり回ったことはないけど、2人を破って来ていますし、きっと調子はいいと思う。自分も調子を上げてショットを良くして、いい勝負がしたいです。」
7月のツアー優勝から好調を維持し続けている宮本。残り3戦、このままの勢いで頂点まで駆け上がるか注目だ。