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【全米プロシニア・前日】アメリカでの戦いが期待される室田と崎山

2017年05月24日


全米プロシニアには11回目の出場を数える室田淳(61)。その全てを予選通過する実力の安定感は、米国でも一目を置かれている。

2011年。トム・ワトソン、デービッド・イーガーと優勝を争い、惜しくも3位が最高順位。それでも、この大会は、室田にとっては相性がいい。月曜の練習ラウンドでは、途中からトム・ワトソンが合流し「いい緊張感の中、トップレベルの選手から技術を学べた」と、室田は嬉しさを隠せなかった。日々重ねる練習ラウンドでは、調子は悪くない。手ごわい芝との戦い方も、少し見えはじめてきた。「今回もツアリストだからね」と、軽く言葉を交わすが、アメリカでの戦いを一番心待ちにしているのが室田だろう。

アメリカでの経験が、鉄人・室田をさらに一回り強くする。

また、昨年の日本シニアツアー賞金ランキング2位で出場する崎山武志(54)は、夢の海外の舞台での戦いに意欲を燃やす。慎重にコースマネジメントを練っていた。

崎山にとってパー5の長さは問題ではない。2オン可能なホールだと確信しているが、違う難しさが待ち受ける。「ラフに入ったら、まず(パーセーブは)厳しいでしょうね。芝草一本一本が強くて幅があるんです。それに7~8センチと、ちょうど厳しい芝の長さなんですね。ティーショットはフェアウェイに置くことは鉄則ですが、今のところ日本人選手の調子は、まずまずではないでしょうか。グリーンが大きいので、ショットでは捉えられやすいですが、アンジュレーション、芝目の読み、グリーンの硬さと、色んな要素が複雑で、難しさを感じています。この大会はパッティング勝負になると思います」と、口元を引き締めて話した。そして練習ラウンド後も、数時間はパッティング練習に費やしていた。

初めて参加した昨年大会は51位と、思うような成績が残せなかった崎山は、先輩室田の後を追いかけ、この大会でのリベンジを誓う。

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