4番ホールで1メートルのバーディーパットを沈めた。5、10、15番ホールでは4、5メートルほどのバーディーチャンスを確実にゲットし、4バーディーを奪取。ボギーは一つも打たず4アンダー首位タイでフィニッシュ。小浦和也は好スタートを切ったものの、表情が硬い。
「ほかにも3回は決められるバーディーチャンスがあり、それを沈められなかったのが悔やまれます。それでもノーボギーで流れを崩さず、ラウンド出来て良かったですね」
第1ラウンドは土砂降りになったり、強風が吹き荒れたり、晴天になったりと目まぐるしく天候が変わるコースコンディション。そんな状況に対応するため、小浦はあえて一番手上の番手を選択し、今パクなスイングと低い弾道でパーオンして行った。グリーンの軟らかさを考慮しての攻めだった。それでも突然の強風と強い雨でボールがあらぬ方向へ持って行かれるピンチもあった。
「12番ホールのパー5でティーショットが右の林に捕まり、4打目のリカバリーショットをピンそば1メートルに着け、パーセーブできたのが大きかったです。決して恵まれた天候ではありませんでしたが、ノーボギーゴルフは明日からの3日間につながると思います。まだ初日ですから、気を緩めず、残り54ホールを丁寧に大切にプレーして行きたいです」。
今回の出場選手の平均年齢は27・2歳。小浦は23歳。若手ながら日本オープンでのローエストアマ・タイトル奪取2回の実績が、底力を感じさせる。残り3日間も最終プロテストの主役を演じるに違いない。