中央学院大学を今年卒業したばかりの鶴見にとって、プロテストは初めての受験だ。プレ、1次、2次予選という難関を乗り越えて、最終プロテストまでやってきた。ここまでのゴルフレベルにひきあげてくれた、大学ゴルフ部に、鶴見は心から感謝している。そして、お世話になった人たちに、プロという姿で恩返しがしたい。そんな思いを持って挑んだ初日は、6バーディ2ボギーの67ストローク通算4アンダー首位タイスタートとなった。
初日はトップスタートで打順も1番目。さすがに緊張した。「初日を終えてホッとしています。今日はアイアンショットのマネジメントがうまくいきました。パーオン率100%。あとは、3~4メートルのパットをきっちり決めていかないと。いくつかチャンスを逃しました。」と、悔しさをにじませた。
プロテストは初めての受験だ。QTは2回挑戦したが、どちらもトーナメントに出場できる順位には及ばなかった。「それでも、卒業後はプロテスト受験をするつもりでした。2週間前、大学の先輩の富山(聡)プロや櫻井プロと一緒に福島で合宿させてもらって、たくさん勉強させてもらいましたし、本当に刺激になりました。プロへの憧れが強くなりました」と、先輩プロとの出会いに感謝した。鶴見は先輩に続いて、プロゴルファーとして活躍したい。そしてお世話になったゴルフ部にも恩返しがしたい。だから、残り3日間は、我慢をするつもりだ。「スコアを落とさないようにします」と、鶴見はしっかりと自分に言い聞かせた。
普段、練習でお世話になっている大宮カントリークラブや、中央学院大学のゴルフ部にも、プロテスト合格という吉報を届けたい。鶴見は初受験のプロテストで、好スタートをきった。