NEWS
トーナメントプレーヤー

<プロテスト3R>スコアを3つ伸ばして裏街道から25位タイに急浮上した梶村

2017年09月07日
梶村_

最終プロテスト2日間を終えて通算9オーバー・88位タイ。合格ラインと想定されている通算7、8オーバーを越えてしまった。ショットは悪くないのに、グリーン上で無駄なストロークを費やしてしまい、フランスとレーションは溜まるばかりだった。

「昨夜、宿泊ホテルで後輩にパットを見てもらったら『ボール位置が遠すぎますよ』って指摘されました」と梶村夕貴選手(25歳・三木GC)。後輩のアドバイスでパット感覚を蘇った。

 第3ラウンドは通称「裏街道」と呼ばれるインコースからのスタート。12番パー4ホールでバーディーが先行し、そのままハーフターン。後半の1番パー5でバーディーを奪い、自身の最終ホール9番パー5でもバーディーを奪取してのフィニッシュ。69のスコアをマークし、通算6オーバー・25位タイまで急浮上。一気に想定合格ラインを飛び越えた。

「第1ラウンドは78、その翌日は75、今日は69で溜まっていたイライラを一気に解消できました。(最終プロテスト)残り2日でイーブンパーにスコアを戻してみせる!その気持ちでスタートティーに立ちました。明日も、下を見ず、一つでも順位を上げるようにプレーします。第1ラウンド108位タイから、どこまで順位を上げられるかですね」。

 第3ラウンドでアンダーパースコアをマークし、合格圏内に食い込んだ。大逆転の楽しみを自ら作り上げた梶村選手が、その総仕上げとして明日18ホールをプレーする。

(PGAオフィシャルライター 伝昌夫)