通算5オーバー・39位タイから発進した岩本一陽選手(22歳・霞ヶ関CC)が、1番ホールから3連続バーディーを奪取。ショットが切れ、「目指すスコア」に大きく前進した。
石川県の金沢学院東高校を卒業後、専修大学ゴルフ部へ進み、大学4年時には主将を務めた。この春に卒業し、現在は霞ヶ関カンツリー倶楽部の研修生となってプロの道を目指している。
「最終プロテストに合格したなら、JGTOツアーのQTセカンドの受験資格を得られるので、何としても合格したいです」と岩本選手。
第1ラウンドで76と躓きながら、第2ラウンドは73で回って第3ラウンドを迎えた。朝から雨が降り続き、徐々に風も吹き出した。ハーフターン後「雨風が一段と強まり、距離の判断に惑わされました。風を読み切れず、ピン位置がシビアだったこともあり、バーディーを奪えず、4つもボギーを打ちました」と岩本選手は悔しがった。
それでも悪天候やコースレート74・5を考慮したなら、1オーバー・73は悲観するほどのスコアでは決してない。「踏み止まったと思えばいいですよね。3日間、オーバーパースコアだったので、明日こそ、アンダーパースコアでフィニッシュしてみせます」。
目標スコアのアンダーパーをマークしたなら、合格ラインも突破できる。
(PGAオフィシャルライター 伝昌夫)