3試合連続優勝、公式戦2連勝を目指すプラヤド・マークセン(50=タイ)が思わぬ不運に遭った。10アンダーまで伸ばしてきた最終18番パー5、飛距離からいけばチャンスホールで、初日はイーグルだった。第1打は真ん中に飛んだが、ホールの真ん中にある木の後ろのラフに捕まった。「グリーンを狙えなかった」と、刻んで第3打でピン右8メートルほどに乗せたが、バーディーパットを1メートルオーバー。返しも外してまさかの3パットボぎ―にした。午後組だったこともあって「スパイクマークがたくさんあって」と振り返った。
「今日は69だったが、もっといいスコアが出せたはずだった。アンラッキーがあったのと、セカンドでのウエッジを左へ引っかけてしまった」と話した。1番でいきなりOKバーディー。5,6番もOKバーディーと、飛距離を生かしたゴルフをみせたが、7番でパーパットがカップを1回転して入らず、この大会初ボギー。11、12番連続バーディーを奪ったが、このあたりから徐々にショットが左に行くようになってきた。16番で左バンカーへ。3メートルのパーパットを入れたが、17番ではフェアウエー真ん中からサンドウエッジでピンの左に10メートル以上に曲げて、座り込んでがっくり。そして18番の不運と、上り3ホールで思うようにいかなかった。
それでも、優勝の本命であることに変わりはなく、上位選手が全員、マークセンを意識している。
ショットの調整は?「今日はもうフィニッシュ。練習はしない」とあっさり。余裕なのだろうか。