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シニアツアー

<News・2R>ジワリと上昇してきた渡辺 「明日は自分の都合のいい攻め方をしたい」

2016年10月07日
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2013年覇者、渡辺司(59)がジワリと浮上してきた。初日2アンダーとそろりとスタート。この日は「寄せようと思ったパットが、うっかり入った」と笑うようにインスタートの13番で8メートルが入ってから3連続バーディー。15番も「10メートルぐらいあったかな。これはもう、うっかりだよね」と、また笑った。6バーディー、1ボギーの67で回り、コースとの相性の良さを少しずつ発揮し始めた。


 「ベスト10ぐらいに入れればいいと思ってやっていますよ」というのは、たぶん煙幕。理由を聞くと「うっかり入るのは信用できないからね。入りそうだと思っているのが意外と入らない。欲なのかな」と、本人も「欲」があることをほのめかしている。


 問題はマークセンと名指しする。「パー68ぐらいの感覚でやっているのでは。普通にやれば彼は4日間で15アンダーぐらいはいくでしょう。日本シニアオープンで一緒に回ったけど、ピンに向かって球を打つのを当たり前にやっている。僕らが5,6番アイアンで行くところを9番アイアンで打てるとなれば、ピンを狙う意欲が違う」と、マークセンの飛距離を警戒する。


 決勝ラウンドでマークセンに勝つには?

「自分としては、パー5でまだ1つもバーディーを取れていないから、1日2つぐらいは取れたら。自分の都合のいい攻め方をできれば、67、68は出せるイメージになって、それにプラスアルファも考えられる」と思い描くだけの自信はありそうだ。