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<News・2R>怪我に負けたくない高島は、多くを望まず、謙虚なゴルフを目指す

2016年10月07日
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左肩負傷中の高島康彰(53)が、2日連続の「謙虚なゴルフ」で通算8アンダーにスコアを伸ばした。

「いいショット打ったり、とんでもないショットを打ってみたり。いつ80台になるかドキドキしてやっています。予選は通れるのか心配だった」といいながら、スコアは思惑通りの68。4番で右バンカーから「うまかった」というバンカーショットでパセーブして流れをつかんだ。7番1メートル、9番2メートル、10番3メートルとチャンスを確実にものにした。「なんとかボギーにしないように、ラフに入ったら無理しないでグリーン周りまで行けばアプローチで何とかなるという感じでやっています」という。12番で8アンダーにした時点でトップに。順位をボードで見た16番で初ボギーをたたいたが、17番ですぐ取り返す粘りを見せた。

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 昨年12月に左肩の腱が切れて手術をした。いったん回復したが「調子に乗って」試合を重ねたことで再び悪化。再手術をほのめかされている。1ラウンドすると左肩から上腕部まで熱をもって、手が上がらなくなるほど。長時間のアイシングを欠かせない。昨日も「ずっとアイシングをしていたので、左腕がペンギン状態」と笑う。

 左腕で引っ張る力がないため、5番、6番アイアンもしっかり打つ自信がない。「ポンと当てていけるユーティリティーに替えている。小細工しながらです」というが、そのおかげで「1つのクラブで3、4番手分ぐらい打ち分けられるようになってきた。けがの功名というんですかね」という。

 いい位置で決勝ラウンドを迎える。「考え方はこの2日間と一緒です。多くを望まず、謙虚に行きます」と、けがとうまく付き合いながらになる。