NEWS
シニアツアー

<News・1R>日本タイトルでの借りは日本タイトルで返したい鈴木が首位に2打差4位スタート

2016年10月06日
suzuki2

鈴木亨(50)が日本シニアオープンの雪辱を目指す。午後スタートで、日本シニアオープン覇者のマークセンが6アンダーで上がっているのを確認してから出た。

「いきなり6アンダーを見てスタートするのは嫌なものですね。予想通りの人が上がってきていて」という。2番で2・5メートルについて、先にバーディーが来たのがよかった。8番で落としたが9番でOKバーディーをきっかけに3連続バーディー。18番パー5では「アゲンストが強かったので、残り219ヤードを5番ウッドでしっかり打ってちょうどと思った」と、ピン左8メートルに2オン。バーディーで締めて、マークセンに2打差で終えた。


suzuki

 9月の日本シニアオープン最終日、一騎打ちとなったマークセンとの勝負に12,14番のボギーで自滅の形で負けた。「いい戦いをした、よくやったと思いたかったけど、周囲からの反響もあってだんだん悔しくなってきた。勝たなきゃいけなかった」と、特に日本タイトルでは「いい戦い」ではだめなのをあらためて感じた。

 体調に不安はある。前日のプロアマ戦の際に「右腰に違和感を感じた。というより、今日も痛かったんです。今から帰ってすぐにトレーナーに見てもらいたい」と、思わぬアクシデントに見舞われているが、気持ちで補っている。


 クラブハウスに飾られた日本プロシニアのトロフィー。今年で55回の歴史を刻んでいる。「カップ、大きいし、重たそうですね。その重さを感じてみたいです」。日本アマは1987年に制しているが、プロになってから日本タイトルには縁がなかった。日本タイトルでの借りは日本タイトルで返す。鈴木にとって、残り3日間はそんな戦いになる。