白石達哉(54)がインスタートで一時は5アンダーまでスコアを伸ばしたが、最終9番パー5でボギーにしたのが痛かった。「普通にフェアウエーに打っておけばいいんですけど、左のバンカーの上のラフに行ってしまって、そこからまた左のラフ。3打目もショートした」と、悔しそうに1打1打を振り返った。
12番で2メートルにつけてバーディーが先行。その後も安定したショットで危なげないゴルフをみせた。18番パー5では左10メートルほどに2オンといい流れを作った。折り返して5番で2メートルを決めた後、7番で8メートル、8番では10メートルのパットを「カップの向こう側にゴツンと当てて入ったんで、中嶋(常幸)さんから『ジュニアみたいなパットをしやがって』って苦笑いされました」という。
練習日に「日本シニアオープン以来久しぶりのラウンドだったんで、どうもパットがしっくりこなかった。いろいろ試してやっているうちに、いいものを見つけたんで、アドレスを変えてみました」という。どんな工夫を?「秘密です。教えたらみんなもパットがよくなって、自分が飲み込まれちゃう」と笑いながら、明かしてくれなかった。残る3日間、その「開眼」を続けたいところだ。