北海道チームの橋立幸宏ヘッドコーチは「教育と競技の本山が手を組んだ大会、団体戦の意義を保護者に伝えてきた」という。各チームに選手選考、高校生と中学生の比率などは任されている。北海道チームは北海道高校選手権男女上位4人と、5位以下と中学選手権上位約30人で残り男女各4枠の選考会を行ったという。「高校生と同じティーで中学生にもチャンスを与えた。結果、中学生が4人入ってきた」と話した。技術指導はスケジュールの関係で時間をとりにくかったが、この大会で集まってから練習ラウンドで北海道の洋芝との違いを説明し、実際に経験させて臨んだ。「リオ五輪でもそうだったように、あきらめないこと」を強く教えている。
東北チームの橋本日都ヘッドコーチは、選手選考では「単にスコアでは選ばなかった」という。吉川健悦監督(八戸工業第一高)の方針で、男女各6人を東北高校ゴルフで決めた後、予選会を行って男女各4人を選んだが「成績と生活態度の両方を見て決めた。団体戦という意識を高めるため」という。こうしたところも、今回の試みの特徴といえる。
もちろん、第1回大会とあって全地区が優勝を狙っている。九州チームの田丸洋介ヘッドコーチは「男女とも高校5人、中学3人と先に決めて、春、夏の大会のスコアを最優先で決めた。力のある選手で漏れた子もいる。女子に力のある子が多いので、もちろん優勝を狙っています」と話す。
四国チームの明神正嗣ヘッドコーチは「全国高校ゴルフの四国予選の上位プラス今までの実績をトータルして選んだ。第1回ですし、勝ちに行く選手選考をした。きょうは後半スタートの組で(風雨がひどくなって)ちょっと不利でしたけど、男子は傘も持たずに必死にやってくれていたし、勝ちに行きます」と、意気込んでいた。