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【1St Round】台風9号の影響により12:00サスペンデット

2016年08月22日

日本プロゴルフ協会(PGA)が日本高等学校ゴルフ連盟(高ゴ連)の後援で初めてジュニア大会開催となった「PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップ」第1ラウンドが22日、栃木・太平洋クラブ益子PGAコースで行われた。台風9号の直撃で暴風雨のため、サスペンデッドとなった。最終日23日に残りホールを消化し、コース状況などを検討して9ホールを行って、2日間27ホールの実施を目指す。

大会は全国8地区から選抜された中学、高校生の男女各8人、計16人でチームを組み、男女各8人中上位6人、計12人の合計ストロークで競う。男女合計で地区対抗団体戦という初の試みで、同時に個人戦も行う。選手たちも普段の個人戦とは違う大会の雰囲気に、一層のやる気をみせている。

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niigaki

団体戦というのはなかなかない機会。みんなで力を合わせて優勝したいと新垣(九州代表)[/caption]

 

九州地区代表で、先週の日本ジュニア15―17歳の部を制した新垣比菜(興南高3年)は2ホール進んだところでサスペンデッド。「団体戦というのはなかなかない機会。みんなで力を合わせて優勝できたら大きいことかなと思います」と、話した。日本ジュニアを制して「すっきりした感じがして自信もついた」と、九州チームのポイントゲッター的存在。「あすは続きからですけど、しっかり回ってアンダーパーにしたい」と意気込んでいた。

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砂川公祐

雰囲気最高。ゴルフではライバルですけど、仲がいいんですと砂川(関西代表)[/caption]

 

ずぶぬれで上がってきた割に明るかったのが関西チームの男子。主将の砂川公佑(滝川第二高3年)は「雰囲気最高。ゴルフではライバルですけど、仲がいいんです」と、ハーフターン前後まで進んで上位6人の合計が悪天候にもかかわらず6アンダーに伸ばしている。岩田大河(大阪学院大高2年)は「ホテルではみんなで作戦練ったりしています。コースの攻め方とか、違うところもあったりして楽しい」と、まとまりがあるようだ。

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年下なので、先輩たちの足手まといにならないようにと久常(中国代表)[/caption]

 

中国チームでは世界ジュニアで日本代表として団体行動の経験がある久常涼(津山東中2年)が10番まで進んで1アンダーに「年下なので、先輩たちの足手まといにならないように精一杯やりきってます」と、団体戦ならではの心理。

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yamaguchi

これだけの仲間と戦うのは楽しいし、ミスしてもカバーしてくれると信じてやれると山口(関東代表)[/caption]

関東チームの山口すず夏(共立第二高1年)も「これだけの仲間と戦うのは楽しいし、ミスしてもカバーしてくれると信じてやれる」と、今季女子ツアーで3度ベストアマに輝いている実力者でも、仲間は心強いよう。4、5メートルのパーパットを打つ前にサスペンデッドとなったといい「明日はなんとか入れてスタートしたい」と力を込めた。

日本ジュニア12―14歳の部を制した中部チームの長谷川せら(稲羽中2年)は、風雨が強くなった最終組でスタートして5番までに4オーバー。「とにかく最後までがんばる。たくさんホールをやればバーディーの可能性もあるんで、巻き返したい」。選手全員が同じ気持ちなのだろう。