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〈FR・TCP選手権〉最終日のベストスコア67をマークした武田は1打差の2位

2016年11月02日
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「精一杯やりきりました!麻田さんのほうに流れがありましたね。結果には、悔しい思いはなく、満足しています。」と、表彰式を終えて、武田良介(34歳・B級)は心境を話した。

最終日は1オーバー22位タイからのスタート。武田は、プレッシャーというよりも、ただ目の前の一打に集中することを目標にしていた。3番では6メートルのバーディパットを決めると、続く4番では2メートルのパットが決まり連続バーディ。さらに7番、9番とバーディを重ね、前半でスコアを4つ伸ばした。後半に入ってもショット、パットもいい流れが続いていた。11番でも3メートルのバーディパットを決め、リーダーズボードの4アンダー首位に名前が上がってきた。しかし14番パー5では、池に入れてしまい、スコアを落としてしまった。このホールを終えて気持ちを入れ替えた。武田は目の前の一打に集中し直した。17番をバーディでスコアを取り返し、トータル4アンダーでホールアウト。この時点ではクラブハウスリーダーで、後続組を待つことになった。

武田は、「前半4つスコアを伸ばせて、流れに乗ることが出来ました。気持ちは一打に集中していたので、長めのバーディパットも入りましたが、決めなければならないという短めのパットがきっちりと決まったことが良かったです」と、ラウンドを振り返った。

上位陣がスコアを伸ばせなかったこともあり、4アンダーで並んでいた麻田とのプレーオフに備えた。しかし、18番ホールで麻田がバーディパットを決めた瞬間に、武田は逆転された形となった。

 

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「2位という順位は、満足のいく結果です。最後まで、自分のゴルフを精一杯やりましたから。(優勝した)麻田さんとは、職場が同じということもありまして、麻田さんの優勝は嬉しいですよ」と、一緒に戦った仲間の健闘を称えた。

現在は、東京にあるハイランドセンターや、インドア練習場で週5回レッスン活動をしている。武田は、忙しくレッスン活動が充実している中で、目標もしっかりと持ち合わせている。「生徒さんたちにとって、目標にしてもらえるようなティーチングプロになることです。ゴルフというスポーツを通じて、いろんなことを伝えていきたい」と、はっきり言葉に表した。武田にとって、今回2位という成績は、大きな意味のある大会となった。