リオデジャネイロ五輪ゴルフ代表を争う3人が、全員予選落ちした。これで、池田勇太(30)片山晋呉(43)が確実になったが、まだ不透明さも残った。
大会ホストプロでもある池田は「バーディースタートだったけど、自分で流れを切ってしまった」と不満をみせた。五輪代表確実だが「今はそういう気持ちじゃないですね」と、五輪に関してはコメントしなかった。
片山も自身の不調に「調子が悪いまま始まり、調子が悪いまま終わった。何をしていいかも分からないんです。どうやってもうまくいかない。解決できない」と悩みを吐露。一向に上がらない調子に、五輪について聞かれると「まだ決まっていないのであんまり触れられない。僕自身も(出場を)決めかねている。五輪への思いはありましたけど、今の感じではね」と、前向きな話はなかった。
優勝すれば五輪代表の可能性があった宮里優作(35)は「残念でした。どうにもリズムに乗れなかった。切り替えていきます」と、五輪を逃して悔しがった。池田、片山が代表権を得るのは確実だが、2人ともこの大会で予選落ちという結果、不振に悩む中で五輪に対する前向きさを出せなかった。