石川遼(24)はこの日も歯車がかみ合わず、5カ月ぶりの実戦は通算12オーバーで予選落ちとなった。
「全然ゴルフになっていなかった」と、この日はスタート1番パー5でいいティーショットを打ちながら、第2、3打とミスしてボギーとし、出鼻をくじかれた。6番パー5ではフェアウエーからの第2打をグリーン右手前の林に打ち込み、3打目をバンカーにいれ、4打目で出ず、ダブルボギー。チャンスホールで乱れてはスコアを組み立てられない。この日はバーディーなしの79に終わり、2日間でバーディーは1つと、石川らしさを出せなかった。
「練習では70%で打っているとして、試合だと100%で打つので、スイングの乱れやタイミングのずれ、飛びすぎたりした。でも、2日間、フルスイングできるのは再認識した。4日間やりたかったがそれを望める内容ではなかった」と、サバサバした表情で振り返った。
今後については「2日間やって体がどうなるか。フルスイングの練習を毎日やって体の状態を確認して、次の試合という感じだと思います。新しいスイングの修正点はあるけど、いい方向に向かっていくと思う」と、久々の実戦で課題が絞れてきたようだ。