4年ぶりのツアー復帰となった伊澤利光(48)は、通算12オーバーで予選落ちとなった。スタートの1番でピン左上のカラーから5メートルを沈めるなど4バーディーを奪ったものの「うまくいかなかった部分は多かった」と、3ボギー、1ダブルボギーで73。
初日を終えたときに「うまくいけばパープレーでは回れる」には届かなかったが、久しぶりの実戦、しかも公式戦での復帰に「これぐらいじゃないですか」と、納得できた様子。試合勘や力のコントロールなど、練習場では取り戻せない部分に課題が残ったのは当然といえば当然だ。「スイングとかは1カ月ぐらいすれば慣れてくるかなと思う。試合に出ないとどんなミスをするか分からない。こうしちゃいけないというのが分からない。出てよかったと思いますよ」と話した。
本格的に復帰するかどうかは今後の状態を見て決める。「まず九州オープンの予選に出る。上位に行って自力で日本オープンに出られればいいと思う。あとは、どこかの試合のマンデーに出られれば出たい。全体的にレベルを上げないと」と、今大会出場で本格復帰への道筋も見えてきたようだ。