武藤俊憲（38）が8アンダー64をたたき出した。
「（ショットが）切れっ切れでした。あとはパターを入れるだけで、難しいラインにもついていないんで。自分の持ち味をしっかり出した結果。完ぺきに近いゴルフでした」と、９バーディー、１ボギーの内容に本人も満足そう。15番で奥６メートルを決めてから上がり４ホール連続バーディー、後半のインを30で回った。
ツアー６勝を挙げているが、公式戦優勝がない。「そろそろ勝たないといけないと思っています。周りも普通の優勝では満足してもらえなくなった。倉本会長からも『優勝して』といわれましたし」と、日本タイトルが欲しいところ。今季からアイアンを替え「いい物をつくってもらった。信頼できるものを形（成績)にするのが僕の責任でもある」という。
「ここは易しいコースではないけど、いいショット、悪いショットで結果がはっきりする。的がしっかりしているので好きなコースです」と相性もいい。「まだ折り返しにも行っていませんけど、いいゴルフができればいいスコアになるので」と、好調なショットを武器に初のプロ日本一を目指す。
（※７月７日１４時５分現在の順位となります）