中嶋常幸（62）が悪天候の中でさすがの力を見せた。１番でバーディースタート後、ボギー、バーディーを繰り返したが後半、13番パー５でバンカーからの第3打を２メートルにつけ、16番では左1メートルとショットにキレを見せた。18番をバーディーで締めて通算8アンダー、2位まで順位を上げた。
プレーの内容については「記憶にない」と初日3位の好スタート時と同じ。「途中で背中が痛くなって、だましだましやっていた」と、そちらに神経を使っていたよう。雨でスタートが2時間遅れたが「土砂降りでもやると思っていたんで、風呂場でストレッチをして、心の準備をしていた」という。
「来年はこの痛みを何とかしないといけないね」といい「おれは、シニアの代表として、レギュラーツアーで戦うことに存在意義があると思っている。そのためにも痛みを何とかしないと。テレビに映るところでやらないとね」と、今季最終戦での今季最高順位に少し光明が差してきたようだった。