倉本昌弘（61）が上がり2ホール連続バーディー、通算9アンダーで首位に抜け出した。17番では６番アイアンで４メートル弱につけ、最終18番パー５では2オンして楽々バーディー。気分よくホールアウトして「明日、雨、雨、降れ、降れ。最終日がやれなくて、私が勝つのかな」とジョークも飛び出す。
一昨年は最終日雨で中止になって優勝、賞金王を決めた。このコースは「やりやすいコース」という上に、この日は中嶋常幸（62）、高橋勝成（66）との豪華ラウンドでギャラリーもたくさん集まった。
「久々に中嶋さんと一緒だったし、やりがいがあった。朝から、明日中止になるかもしれないという話になっていたので、今日1位になっておきたいというつもりでやった」という。「明日は、本音で言うと何とかやりたい。ギャラリーの皆さんもせっかく来ていただいている。問題は、日没前に終われるかということです」と、天候に左右されるであろう最終日を気にしていた。